トイプードルのシニア期ケア|長く健康に過ごすために大切なこと
トイプードルは小型犬の中でも比較的長寿な犬種で、平均寿命は14〜16歳前後といわれています。
しかし、8歳を過ぎた頃から少しずつ体力や感覚が変化し、シニア期(高齢期)に入ります。
ここでは、トイプードルのシニア期に気をつけたい健康管理や、毎日のケア方法を紹介します。
トイプードルがシニア期に入る目安
一般的に、7〜8歳頃からがトイプードルのシニア期といわれます。
外見上は若々しくても、内臓や関節の衰えは少しずつ進行していきます。
次のような変化が見られたら、シニアケアを意識し始めましょう。
- 散歩のペースがゆっくりになる
- 食欲や睡眠時間の変化
- 白髪や被毛のハリの減少
- 耳が遠くなる、反応が鈍くなる
食事でサポートするシニア期の健康
シニア期のトイプードルには、低脂肪・高たんぱく・消化の良いフードが適しています。
歯や胃腸が弱くなるため、粒の小さい柔らかめのフードを選ぶのもポイントです。
また、水分摂取量が減る傾向にあるので、スープタイプの食事やウェットフードを取り入れるのもおすすめです。
おすすめの食事管理ポイント
- 1日2〜3回に分けて少量ずつ与える
- 体重の増減をこまめにチェック
- おやつは低カロリー・無添加タイプを選ぶ
運動とマッサージで体力維持
シニア期でも軽い運動は健康維持に欠かせません。
短い距離の散歩を毎日続け、ゆっくりと体を動かすことが血行促進や筋力維持につながります。
滑りやすい床にはマットを敷き、転倒を防ぐ工夫も大切です。
マッサージのポイント
優しく背中や脚をなでるようにマッサージすることで、血流を促しリラックス効果が得られます。
力を入れすぎず、愛犬が気持ちよさそうにしている程度がベストです。
シニア期に気をつけたい病気とサイン
年齢とともに発症しやすくなる病気もあります。
早期発見・早期対応のために、次のような変化がないか日々観察しましょう。
- 心臓病(咳・呼吸の乱れ)
- 関節炎(歩き方の変化、段差を嫌がる)
- 白内障(目の濁りや視力低下)
- 歯周病(口臭や食欲低下)
年に1〜2回は健康診断を受け、血液検査や歯のチェックをしておくと安心です。
シニア犬との暮らしで大切なこと
年齢を重ねたトイプードルにとって、一番の薬は飼い主の優しさと穏やかな時間です。
焦らず、ゆったりとした生活リズムを一緒に過ごすことで、心の安定にもつながります。
耳が遠くなっても、やさしく声をかけるだけで安心するものです。
まとめ|シニア期も穏やかに過ごせる環境づくりを
トイプードルのシニア期は、これまで以上に絆が深まる大切な時間です。
日々のケアや食事管理、定期的な健康チェックで、できる限り快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
アイカドールかもでは、親犬情報や仔犬情報を通じて、
生涯を通じて幸せに暮らせるトイプードルとの出会いをサポートしています。