タイニープードルとトイプードルの違いは?ティーカップとの見分け方をブリーダーが解説
「タイニープードルとトイプードルは、何が違うのですか?」——子犬をお探しのお客様から、いちばん多くいただくご質問です。広島県福山市加茂町でトイプードル専門の繁殖・販売を行っているアイカドールかもが、実際に何十頭も育ててきた立場から、できるだけ正直にお答えします。
結論:血統書の上では、どれも同じ「トイプードル」です
最初にいちばん大切なことをお伝えします。ジャパンケネルクラブ(JKC)が公認しているプードルの区分は、スタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイの4種類だけです。
つまり「ティーカッププードル」「タイニープードル」という犬種は、正式には存在しません。どの子も血統証明書には「プードル(トイ)」と記載されます。
では何が違うのかというと、成犬になったときの体の大きさの目安です。小さいほうから「ティーカップ → タイニー → トイ」と呼び分けているだけで、犬種としては同じ仲間になります。
ティーカップ・タイニー・トイの大きさの目安
公的な基準がないため、犬舎によって呼び方の幅に違いがあります。当犬舎では、次のような目安でご案内しています。
| 呼び名 | 成犬時の体重の目安 | 成犬時の体高の目安 |
|---|---|---|
| ティーカッププードル | 約2kg以下 | 約23cm以下 |
| タイニープードル | 約2〜3kg | 約23〜28cm |
| トイプードル | 約3〜4kg | 約24〜28cm |
| ミニチュアプードル | 約4〜6kg | 約28〜35cm |
体高とは、前足の足先から肩の一番高いところ(キ甲)までの高さのことです。抱き上げたときの印象は、体重の差のほうがはっきり感じられます。3kgと2kgでは、抱いた瞬間に「軽い」と分かるほどの違いがあります。
月齢別の体重の増え方(当犬舎の記録より)
実際に育てている子犬の記録をもとにした、おおよその目安です。個体差がありますので、あくまで参考としてご覧ください。
| 月齢 | ティーカップ見込み | タイニー見込み | トイ見込み |
|---|---|---|---|
| 生後2ヶ月 | 約0.5〜0.7kg | 約0.7〜1.0kg | 約1.0〜1.3kg |
| 生後3ヶ月 | 約0.7〜0.9kg | 約1.0〜1.3kg | 約1.3〜1.7kg |
| 生後4ヶ月 | 約0.9〜1.2kg | 約1.3〜1.6kg | 約1.7〜2.2kg |
| 生後6ヶ月 | 約1.3〜1.6kg | 約1.8〜2.2kg | 約2.5〜3.0kg |
| 1歳ごろ | 約1.5〜2.0kg | 約2.0〜3.0kg | 約3.0〜4.0kg |
プードルの体は生後8〜10ヶ月ごろでほぼ止まり、1歳を過ぎると大きく変わることはありません。生後6ヶ月の体重が、ほぼそのまま将来の目安になると考えていただいて差し支えありません。
子犬のうちは、どうやって見分けるのか
正直に申し上げますと、生後2ヶ月の子犬を見て「この子は必ずタイニーです」と言い切れるブリーダーはいません。子犬のうちのサイズはあくまで予想です。
当犬舎では、次の3つを合わせて判断しています。
- 両親犬の大きさ——これがいちばん確かな材料です。父犬・母犬が何kgなのかが分かれば、子犬の落ち着く大きさもかなり絞り込めます。
- これまでの兄弟犬の記録——同じ組み合わせから生まれた過去の子が成犬で何kgになったか。当犬舎では飼い主様から成長のご報告をいただいており、これが何よりの参考になります。
- その子自身の体重の増え方——週ごとに体重を計り、増え方のカーブを見ます。
そのうえで「タイニー見込み」「トイ見込み」という形でお伝えしています。予想より大きくなることも、小さくなることもあります。そこは正直にお話ししたうえで、お迎えいただくようにしています。
性格や飼い方に違いはありますか
犬種としては同じですので、性格の傾向にサイズによる決まった違いはありません。プードルはもともと賢く、人が大好きで、しつけの入りやすい犬種です。これはティーカップでもトイでも変わりません。性格は、サイズよりも親犬の気質と、育った環境で決まります。
飼い方で違ってくるのは、次のような点です。
- 食事の回数——小さい子ほど一度にたくさん食べられないため、子犬のうちは回数を分けます。ティーカップサイズの子は低血糖に注意が必要です。
- 足腰への配慮——体が小さいほど、ソファからの飛び降りや滑るフローリングの負担が大きくなります。滑り止めマットを敷いていただくと安心です。
- 寒さ対策——体が小さいと体温を保ちにくいため、冬場の室温には少し気を配ってください。
散歩の量やトリミングの頻度は、サイズが違ってもほとんど同じです。トリミングは月に1回程度が目安になります。
小さい子をお迎えするときに、知っておいていただきたいこと
「できるだけ小さい子がいい」というご希望は、とてもよく分かります。ただ、ブリーダーとして一つだけお伝えしておきたいことがあります。
小さいことだけを追い求めると、体の丈夫さが後回しになってしまうことがあります。当犬舎では、サイズよりも先に、健康であること・性格が良いことを大切に繁殖しています。そのうえで小さめの子が生まれたときに、タイニーやティーカップとしてご案内しています。
また、引き渡しは生後57日を過ぎてから、おすすめは生後60日ごろとしています。小さい子ほど、母犬や兄弟と過ごす時間が体づくりにも性格にも大切だからです。
よくあるご質問
タイニープードルとトイプードルの違いは何ですか?
犬種としては同じで、血統書にはどちらも「プードル(トイ)」と記載されます。違うのは成犬時の大きさの目安で、タイニーは約2〜3kg、トイは約3〜4kgが目安です。公的な基準はなく、犬舎ごとに呼び方の幅に差があります。
タイニープードルとティーカッププードルでは、どちらが小さいですか?
ティーカッププードルのほうが小さく、成犬でおよそ2kg以下が目安です。タイニープードルは約2〜3kgで、ティーカップより一回り大きくなります。
タイニープードルは体が弱いのですか?
体が小さいこと自体が病気を意味するわけではありません。ただし小さい子ほど、低血糖・骨折・膝の関節への負担には注意が必要です。両親犬の健康状態を確認している犬舎からお迎えいただくこと、お迎え後は床の滑り対策をしていただくことをおすすめします。
子犬のときの体重から、成犬の大きさは分かりますか?
生後6ヶ月ごろの体重が、成犬時の体重にかなり近くなります。プードルの成長は生後8〜10ヶ月でほぼ止まるため、それ以降に大きく変わることはほとんどありません。
広島・岡山で子犬をお探しの方へ
アイカドールかもは、広島県福山市加茂町でトイプードル(ティーカップ・タイニー・トイ)を繁殖しているブリーダーです。母犬のおなかの中にいるときから、お迎えいただく日まで、私たち夫婦とスタッフで育てています。
両親犬を実際に見ていただけますので、「この子はどのくらいの大きさになりそうか」を、親犬を前にしてご説明できます。これはブリーダーから直接お迎えいただく、いちばん大きな利点だと思っています。
- 見学:年中無休 10:00〜16:00(事前予約制)
- 所在地:広島県福山市加茂町北山2379-1
- お電話:084-952-0344(9:00〜18:00)
- 価格:150,000円〜(税込総額・血統書JKC・ワクチン・マイクロチップ装着/登録費込み)
現在ご案内できる子犬は仔犬情報のページでご覧いただけます。親犬の写真とプロフィールは親犬紹介のページに掲載しています。広島県内からお越しの方は広島県でトイプードルの子犬をお探しの方へもあわせてご覧ください。
この記事を書いた人
宮野 真嘉(アイカドールかも 代表・動物取扱責任者)。2017年よりトイプードルの繁殖に携わる。妻は2010年からブリーダー・トリマーとして活動し、現在は夫婦とスタッフで犬舎を運営。第一種動物取扱業登録:福指令保生第268004号[販売]/第268005号[保管](有効期間の末日 2031年5月20日)。