トイプードルは吠える?要求吠え・無駄吠えを子犬のうちに防ぐ、ブリーダーの考え方

※ 写真は、これまでにアイカドールかもからお迎えいただいた子です。
「トイプードルはよく吠えますか?」は、マンションにお住まいの方から特によくいただくご質問です。答えは「賢いので、吠えると得をすると覚えたら吠えるようになる。覚えなければ静かな犬種」です。アイカドールかも(広島県福山市加茂町)で子犬をお渡しするときにお伝えしている、吠えについての考え方をまとめました。
トイプードルは、もともと吠えやすい犬種ではありません
番犬として作られた犬種ではなく、人のそばにいることが好きな犬種です。犬舎でも、母犬たちは来客に少し声を出すことはあっても、吠え続けることはほとんどありません。ただし、賢くて人の反応をよく見ているので、「吠えたら飼い主さんが来てくれた」「吠えたらごはんが出た」という経験を一度でもすると、それをすぐに覚えます。吠えの多くは、犬種の性格ではなく、お家での学習でつくられます。
吠えには3つの種類があります
① 要求吠え(かまって・出して・ちょうだい)
いちばん多いのがこれです。サークルから出してほしい、ごはんがほしい、遊んでほしい、というときに吠えます。吠えている間は要求に応えない、静かになった瞬間に応える、を徹底すると「静かにしていると叶う」と覚えます。逆に、吠えている最中に出してしまうと、次からもっと大きな声で吠えるようになります。
② 警戒吠え(インターホン・外の音・知らない人)
音や人に慣れていないときに出ます。生後2〜4か月の「社会化期」に、いろいろな音・人・場所を少しずつ経験させておくと、大人になってからの警戒吠えがぐっと減ります。詳しくは社会化期の記事をご覧ください。
③ 寂しさの吠え(留守番中・夜)
お迎え直後の夜鳴きや、留守番中の吠えです。寝床を「狭くて暗くて包まれる」形にすること、留守番を短い時間から始めることで落ち着いていきます。
子犬のうちに教えておきたい「静かにしていると、いいことがある」
- サークルの中で静かにしているときに、そっと声をかけて褒める(吠えていないときこそ褒める)
- 吠え始めたら、目を合わせず、声もかけず、静かになるまで待つ
- 静かになったら、すぐに褒めて要求に応える
- 家族全員が同じ対応をする(誰か一人が吠えに応えると、覚えません)
当犬舎ではおやつを与えないようお願いしていますので、褒めるのは声となでることで十分です。トイプードルは褒められること自体がうれしい犬種です。
やってはいけないこと
- 吠えたときに大声で叱る(かまってもらえた、と学びます。また賢い子は飼い主さんを怖がるようになります)
- 吠え防止の首輪など、痛みや不快感で止める道具(信頼関係が崩れ、別の問題行動につながることがあります)
- 「吠えるから」と一日中サークルから出さない(運動不足でさらに吠えます)
マンションでトイプードルを飼う方へ
トイプードルは小型で抜け毛も少なく、マンションで飼いやすい犬種です。吠えについては、上に書いた「静かにしているといいことがある」を最初の1〜2か月で教えていただければ、多くの子が落ち着いて暮らしています。当犬舎の子犬は生後30日ごろから広場でたくさん走って育っていますので、お家でも毎日しっかり遊ぶ時間をつくってあげてください。体を動かした子は、吠える必要がありません。
犬舎見学のご案内
アイカドールかも(広島県福山市加茂町)では、犬舎見学を年中無休・10:00〜16:00(事前予約制)で承っています。母犬と一緒に過ごす子犬の様子を、実際に見ていただけます。
よくいただくご質問
Q. トイプードルは吠えやすい犬種ですか?
もともと吠えやすい犬種ではありません。ただし賢いので、「吠えたら飼い主さんが来た」「吠えたら出してもらえた」という経験をすると、すぐに覚えて吠えるようになります。吠えの多くは犬種の性格ではなく、お家での学習でつくられます。
Q. サークルから出してほしくて吠えます。どうすればいいですか?
吠えている間は出さず、静かになった瞬間に出してあげてください。吠えている最中に出すと「もっと吠えれば出してもらえる」と覚えます。静かにしているときに褒めることも大切です。
Q. マンションでも飼えますか?
はい。トイプードルは小型で抜け毛も少なく、マンションで飼いやすい犬種です。お迎えから1〜2か月の間に「静かにしているといいことがある」を教えていただければ、多くの子が落ち着いて暮らしています。