小さなプードルの骨折予防|お迎え前に準備する5つのことをブリーダーが解説

お迎え後のケア(アイカドールかも)

小さなプードルで一番多い事故が骨折です。タイニーやティーカップサイズはもちろん、トイプードルでも油断はできません。広島県福山市でトイプードル・タイニープードル・ティーカッププードルを専門に繁殖しているブリーダー「アイカドールかも」が、お迎えの前にご家庭で準備していただいている骨折予防を、実際のお話をもとにまとめました。

結論:骨折は「一瞬」で起こります。だからお迎えの前に準備します

骨折のほとんどは、ソファやベッドからの飛び降り、抱っこ中に腕から飛び出して落ちる、足元にいるのに気づかず踏んでしまう、という日常の一瞬に起こります。プードルの前足の骨はとても細く、大人の手のひらから落ちただけでも折れることがあります。つまり、骨折を防ぐのに必要なのは特別なことではなく、「落ちない・飛ばない・踏まない」おうちを先に作っておくことです。

骨折が起こりやすい場面ベスト3

1. ソファ・ベッド・椅子からの飛び降り

一番多いのがこれです。子犬は高さの感覚がまだなく、人が座っていれば上がりたがり、そこから平気で飛び降ります。ソファの高さでも、小さい子にとっては人でいえば2階から飛び降りるようなものです。

2. 抱っこ中の落下

立ったまま抱っこしていて、犬が急に暴れて腕から飛び出す事故です。特にお子様が抱っこしているとき、玄関で来客に驚いたとき、他の犬を見て興奮したときに起こります。

3. 踏んでしまう・ドアにはさむ

足元にまとわりつく子犬に気づかず踏んでしまう、後ろについてきているのを知らずにドアを閉める。どちらも家族が一番つらい思いをする事故です。

お迎えの前に用意していただきたい5つのこと

  1. フローリングに滑り止めマットを敷く。滑る床は足腰への負担だけでなく、走って転んでの骨折にもつながります。よく歩く場所だけでもタイルマットやコルクマットを敷いてください。
  2. ソファ・ベッドに上がらせない、または段差用のステップを置く。一番確実なのは「上がらせない」と最初に決めることです。どうしても一緒に過ごしたい場合は、犬用のステップやスロープを置いてください。
  3. 抱っこは必ず座ってする。特にお子様には「座ってから抱っこ」を家族のルールにしてください。立ったまま抱っこしない、これだけで落下事故の多くを防げます。
  4. サークルやケージで安全な居場所を作る。目が届かないとき、料理中、来客時はサークルに入れる習慣をつけると、踏む・はさむ事故がぐっと減ります。
  5. ドアや階段の前にゲートを置く。階段のあるお家では、上り下りをさせないためのゲートが必要です。

サイズによって注意の度合いは変わります

サイズ 成犬時の目安 骨折への注意
トイプードル およそ3〜4kg 基本の対策で安心
タイニープードル およそ2〜3kg 高い所からの飛び降りに注意
ティーカッププードル およそ2kg以下 抱っこ・段差・踏む事故すべてに注意

当犬舎では、小さなお子様のいるご家庭には、タイニーやティーカップよりも体に余裕のあるトイサイズをおすすめしています。

もし骨折してしまったら

足を上げたまま下ろさない、触ると鳴く、急に動かなくなった。そんなときはすぐに動物病院へ連れて行ってください。抱き上げるときは体全体を支え、折れた足には触れないようにします。小さいプードルの骨折は手術になることが多く、治療費も高額になりがちです。お迎えの前に、ペット保険と、夜間も診てもらえる近くの動物病院を調べておくことをおすすめしています。

よくあるご質問

子犬の骨折はどのくらいで治りますか?

骨折の場所や程度によりますが、手術後は数週間から数か月の安静が必要になることが一般的です。詳しくは診察した獣医師にご確認ください。

骨折しにくいプードルのサイズはどれですか?

体に余裕のあるトイサイズが一番安心です。ただしどのサイズでも、ソファからの飛び降りや抱っこ中の落下には同じように注意が必要です。

お迎え前に準備するものを教えてもらえますか?

はい。見学のときに、ご家庭の間取りや家族構成にあわせて、必要な対策をご説明しています。お迎え後もいつでもご相談ください。

迷っている方へ

骨折は防げる事故です。お迎えの前におうちを整えておけば、小さなプードルとの暮らしはずっと安心なものになります。準備の仕方に迷ったら、見学のときにお気軽にご相談ください。年中無休・完全予約制で承っています。

サイズ選びで迷っている方は、ティーカップ・タイニー・トイプードルの違いタイニープードルで後悔しないためにティーカッププードルで後悔しないためにもあわせてお読みください。