トイプードルの子犬 お迎え初日〜1週間の過ごし方|夜鳴き・ごはん・トイレをブリーダーが解説

アイカドールかもの2026年7月30日生まれのトイプードルの子犬(女の子・アプリコット)

いよいよ子犬がお家にやってくる日。うれしい気持ちと同じくらい、「最初の夜はどうしたらいい?」「鳴いたら抱っこしていいの?」と不安もあると思います。広島県福山市でトイプードル・タイニープードル・ティーカッププードルを専門に繁殖している「アイカドールかも」が、お迎え初日から1週間の過ごし方を、順を追ってお伝えします。

結論:最初の1週間は「構いすぎない・変えない・よく見る」の3つだけ

お迎え直後の子犬は、お母さんやきょうだいと離れ、知らない場所に来て、とても緊張しています。この時期に大切なのは、たくさん遊んであげることではなく、安心して眠れる環境をつくることです。構いすぎない(しっかり寝かせる)、変えない(フードや生活リズムを犬舎のときのままに)、よく見る(食欲・うんち・元気を毎日チェック)。この3つを守っていただければ大丈夫です。

1週間のスケジュール早見表

時期 過ごし方の目安
初日 お家に着いたらサークルへ。お水とトイレを確認し、あとは静かに休ませる
2〜3日目 サークル中心の生活。遊びは1回10〜15分まで。食欲とうんちをチェック
4〜7日目 様子を見ながらお部屋で遊ぶ時間を少しずつ。トイレの成功をたくさんほめる
1週間前後 元気なうちに動物病院で健康チェックと、次のワクチンの相談

お迎え初日|まずは静かに休ませてあげてください

移動中

車での移動はキャリーに入れて、できればどなたかが隣で見ていてあげてください。遠方からお越しの場合は、途中で様子を確認し、車内が暑すぎたり寒すぎたりしないよう気をつけてください。車酔いでよだれが出たり吐いたりする子もいますが、着いてから落ち着けば心配いりません。

お家に着いたら

まずはサークルの中へ。お水を飲めるようにして、トイレの場所を確認させたら、あとはそっとしておきます。ご家族みんなで代わる代わる抱っこしたり、写真を撮り続けたりするのは、この日は少しだけがまんしてください。とくに小さなお子様がいるご家庭は、「今日は見るだけね」と約束しておくと安心です。

最初のごはん

犬舎で食べていたのと同じフードを、同じ量・同じふやかし方で与えてください。緊張で初日は食べない、または少ししか食べない子もいます。1食くらい食べなくても元気があれば慌てなくて大丈夫ですが、体の小さな子は食べない時間が長いと低血糖を起こすことがあります。半日以上まったく食べない、ぐったりしているというときは、すぐにご連絡ください。低血糖の症状と対策は子犬の低血糖とは?症状・予防・応急処置にまとめています。

最初の夜|夜鳴きへの対応

初めての夜は、さみしくて鳴く子が多いです。これは当たり前のことで、ほとんどは数日〜1週間ほどで落ち着きます。

  • 鳴くたびにサークルから出して抱っこすると、「鳴けば出してもらえる」と覚えてしまいます。まずは少し見守ってください
  • サークルに布をかけて薄暗くする、犬舎のにおいがついたタオルを入れると落ち着く子が多いです
  • 最初の数日は、サークルを寝室の近くに置いて、人の気配を感じられるようにしてあげるのも一つの方法です
  • ただし、いつもと違う鳴き方をしている、下痢や嘔吐がある、寒そうにしているときは、がまんさせずに様子を確認してください

2〜3日目|「よく寝る」がいちばんの仕事です

子犬は1日の大半を寝て過ごします。寝ているところを起こして遊ぶのは控えてください。遊ぶのは起きているときに1回10〜15分ほど。少し物足りないくらいでサークルに戻すのがちょうどいいです。

この時期は環境の変化で、うんちがゆるくなる子もいます。元気と食欲があれば1〜2日様子を見ていただいて大丈夫ですが、水のような下痢が続く、血が混じる、嘔吐を繰り返す、元気がないというときは、早めに動物病院を受診してください。

4〜7日目|少しずつお家に慣らしていきます

トイレの教え方

寝起き、ごはんのあと、遊んだあとがトイレのタイミングです。そのタイミングでトイレシートの上に連れて行き、できたらすぐにたくさんほめてあげてください。失敗しても叱らず、黙って片づけるのがコツです。叱られると、「おしっこをすること自体がいけない」と勘違いして、隠れてするようになってしまいます。

お部屋で遊ぶとき

サークルから出すときは、必ず目を離さないでください。小さなプードルは、ソファや抱っこからの飛び降り、フローリングでの滑りで骨折することがあります。床には滑り止めのマットを敷き、抱っこは必ず座った状態で。詳しくは小さなプードルの骨折予防をご覧ください。

1週間前後|動物病院で健康チェックを

お家に慣れて元気なうちに、かかりつけにする動物病院へ連れて行き、健康チェックと次のワクチンの時期を相談してください。お引き渡しのときにお渡しするワクチン証明書をお持ちください。お散歩デビューやトリミングは、ワクチンのプログラムが終わって獣医さんの許可が出てからになります。トリミングの始めどきはトイプードルのトリミングはいつから?でご説明しています。

最初の1週間でやってはいけないこと

  • フードを急に変える(おなかをこわす・食べなくなる原因になります)
  • 長時間遊ばせる、寝ているところを起こす
  • お迎えしてすぐにシャンプーをする
  • ワクチンが終わる前に地面を歩かせる、ほかの犬と会わせる
  • お友達や親戚をたくさん呼んでお披露目する
  • 高いところに乗せる、立ったまま抱っこする

ブリーダーの視点から|困ったら、がまんせずに聞いてください

お迎えして最初の1週間は、どのご家庭でも「これで合っているのかな」と不安になるものです。当犬舎では、お引き渡しのときに、その子が食べているフードと量・回数、性格や癖をお伝えしています。お迎え後も、「ごはんを残す」「夜鳴きが続く」「うんちがゆるい」など、小さなことでも遠慮なくご相談ください。また、当犬舎からお迎えいただいた子は、トリミングもお預かりも生涯お受けしています。お迎えの日がゴールではなく、そこからのお付き合いを大切にしています。

関連記事:子犬の甘噛みはいつまで?やめさせ方としつけ/遠方から子犬をお迎えするときの注意点

よくあるご質問

お迎え初日は、どのくらい遊んでいいですか?

初日は遊ばせず、サークルの中で静かに休ませてあげてください。2日目以降も、遊びは1回10〜15分ほどにして、しっかり寝かせることが大切です。

夜鳴きをしたら、抱っこしてもいいですか?

鳴くたびに出して抱っこすると、鳴けば出してもらえると覚えてしまいます。まずは見守り、サークルに布をかける、犬舎のにおいのついたタオルを入れるなどで落ち着かせてください。多くは数日〜1週間ほどで落ち着きます。体調が悪そうなときは、がまんさせずに確認してください。

お迎え初日にごはんを食べません。大丈夫ですか?

緊張で食べない子は珍しくありません。元気があれば1食程度は様子を見て大丈夫ですが、体の小さな子は低血糖の心配があります。半日以上まったく食べない、ぐったりしているときは、すぐにブリーダーか動物病院に連絡してください。

動物病院にはいつ連れて行けばいいですか?

お家に慣れた1週間前後を目安に、元気なうちに健康チェックを受け、次のワクチンの時期を相談してください。下痢や嘔吐が続く、元気がないなどの場合は、日数にかかわらず早めに受診してください。

お迎えの日から、ずっとサポートします

初めて子犬を迎える方にも安心していただけるよう、お引き渡しのときに育て方を丁寧にご説明しています。まずは見学で、子犬たちと親犬に会いにいらしてください。

アイカドールかもの子犬をご覧ください

見学は10:00〜16:00(完全予約制)、お電話は10:00〜18:00にお受けしています。

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この記事を書いた人
宮野 真嘉(トイプードル専門犬舎 アイカドールかも 代表・動物取扱責任者)

広島県福山市加茂町で、2017年からトイプードルの繁殖・育成に携わっています(妻は2010年〜)。第一種動物取扱業登録:販売 福指令保生第268004号/保管 第268005号。記事は犬舎での日々の実体験をもとに書いています。

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