遠方から子犬をお迎えするときの注意点|車での長距離移動・持ち物・休憩のとり方をブリーダーが解説

「気になる子がいるけれど、犬舎まで片道2時間以上かかる。子犬を長時間車に乗せて大丈夫?」——遠方の方から、よくこうしたご相談をいただきます。広島県福山市の「アイカドールかも」には、広島・岡山はもちろん、愛媛・香川・島根・鳥取・山口など中国・四国の各県からお迎えに来てくださる方がいらっしゃいます。この記事では、遠方から子犬を迎えるときの準備と、車での移動の注意点をまとめました。
結論:準備をすれば、片道2〜3時間の車移動は子犬にとって大きな負担ではありません
しっかりごはんを食べて元気な子犬であれば、キャリーに入って静かに過ごす数時間の移動は十分に耐えられます。大切なのは、キャリーで安全に運ぶこと・車内の温度・出発前の食事のタイミング・帰宅後にゆっくり休ませることの4つです。むしろ遠方だからこそ、事前にしっかり準備してお迎えに来られる方が多く、その後も順調に育っているご家庭がほとんどです。
なぜ当犬舎は「犬舎でのお引き渡し」をお願いしているのか
当犬舎では、遠方の方にも犬舎までお越しいただいてのお引き渡しをお願いしており、子犬だけを輸送する方法はとっていません。理由は3つあります。
- 動物愛護管理法により、販売の前には実際に子犬を見ていただき、対面でご説明することが義務づけられているため
- 育った環境と親犬を、ご自身の目で見て納得してからお迎えいただきたいため
- ご家族がそばについて移動するのが、子犬にとって一番安心で安全なため
見学とお迎えで2回お越しいただくのが難しい場合は、事前に写真や動画、お電話・LINEでしっかりご相談いただいたうえで、見学当日にそのままお迎えいただくこともできます。ご都合に合わせてご相談ください。
中四国各県からの所要時間の目安
| 出発地 | 車での所要時間の目安 |
|---|---|
| 香川県(坂出・丸亀・高松) | 約1時間40分〜2時間 |
| 愛媛県(今治・西条・松山) | 約1時間35分〜2時間30分 |
| 島根県(雲南・出雲・松江) | 約2時間10分〜2時間35分 |
| 鳥取県(米子・倉吉・鳥取) | 約2時間30分〜3時間20分 |
| 山口県(岩国・周南・山口) | 約2時間30分〜3時間30分 |
| 徳島県(鳴門・徳島) | 約2時間20分〜2時間30分 |
| 高知県(南国・高知) | 約3時間15分〜3時間25分 |
※Googleマップで各市役所から犬舎までを調べた目安です。詳しくは愛媛県・香川県・島根県・鳥取県・山口県・徳島県・高知県の各ページをご覧ください。
お迎え当日の持ち物チェックリスト
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| キャリー(クレート) | しっかりした箱型のものが安全。布製のバッグより、ぶつかっても守ってくれるハードタイプがおすすめ |
| タオル・毛布 | キャリーの底に敷く用と、汚れたときの替えを2〜3枚 |
| ペットシーツ・ウェットティッシュ・ビニール袋 | 車酔いやおしっこに備えて |
| お水と小さな器 | 休憩のときに少しずつ |
| ガムシロップまたはブドウ糖 | 体の小さな子の低血糖への備え |
| (冬)毛布・カイロ/(夏)保冷剤 | キャリーの外側に当てて温度調節。直接触れないように |
車での移動 6つのポイント
1. 必ずキャリーに入れる
かわいくて抱っこしたくなりますが、移動中の抱っこは急ブレーキのときに危険です。小さなプードルは少しの衝撃でも骨折することがあります。キャリーは後部座席に置き、シートベルトで固定するか、隣に座った方が手で支えてください。
2. できれば2人以上で
運転する方とは別に、子犬の様子を見ていられる方がいると安心です。お一人の場合は、休憩のたびに様子を確認してください。
3. 車内の温度は「人が少し涼しい」くらいに
子犬は暑さにも寒さにも弱いです。エアコンの風がキャリーに直接当たらないようにし、夏は直射日光が当たらない席に置いてください。短時間でも、子犬を車内に残して離れることは絶対に避けてください。
4. 休憩は1時間〜1時間半に1回
休憩のときは、キャリーの扉を少し開けて様子を見て、お水を少し飲ませてあげてください。ワクチンのプログラムが終わっていないので、サービスエリアの地面やドッグランには降ろさないでください。
5. 出発直前に満腹にしない
満腹で車に乗ると酔いやすくなります。当犬舎では、お迎えの時間に合わせてごはんの時間を調整しています。移動が3時間を超える場合や体の小さな子の場合は、途中で少量のフードや糖分を与えたほうがよいこともありますので、お引き渡しのときにその子に合わせてご説明します。
6. 車酔いしても慌てない
よだれが増える、あくびを繰り返す、吐いてしまう、というのは車酔いのサインです。吐いてしまったら、安全な場所に停めて口のまわりとキャリーをきれいにし、少し休ませてください。家に着いて落ち着けば、ほとんどの子はけろっと元気になります。
お家に着いてから
長旅のあとは、まずサークルで静かに休ませてください。お水を飲ませ、落ち着いたらいつものフードを与えます。ぐったりして反応がにぶい、半日以上なにも食べないというときは、低血糖の心配がありますので、すぐにご連絡ください。お迎え後の過ごし方はお迎え初日〜1週間の過ごし方、低血糖については子犬の低血糖とは?症状・予防・応急処置に詳しくまとめています。
ブリーダーの視点から|距離よりも「相談できる関係」を大切に
遠方からお迎えいただいた方に、私たちが一番お伝えしたいのは「離れていても、いつでも相談してください」ということです。ごはんのこと、しつけのこと、体調のこと。お電話やLINEで写真や動画を送っていただければ、育ててきた立場からお答えできることがたくさんあります。近くのペットショップで迎えるのも一つの選択ですが、親犬に会い、育った環境を見て、育てた人間に直接質問できるのは、犬舎からお迎えいただく一番の良さです。片道2〜3時間のドライブが、ご家族にとって良い思い出になればうれしいです。
よくあるご質問
子犬を車で何時間くらい移動させても大丈夫ですか?
元気でしっかり食べている子犬であれば、キャリーに入れて適度に休憩をとりながらの2〜3時間の移動は大きな負担にはなりません。3時間を超える場合や体の小さな子は、途中の食事や糖分補給についてお引き渡し時にご説明します。
子犬を配送・輸送してもらうことはできますか?
当犬舎では子犬だけの輸送は行っておらず、犬舎までお越しいただいてのお引き渡しをお願いしています。法律で対面での説明と現物確認が義務づけられていること、ご家族と一緒の移動が子犬にとって一番安心であることが理由です。
移動中、子犬は抱っこしていてもいいですか?
安全のため、必ずキャリーに入れてください。急ブレーキの際に抱っこでは守りきれず、小さなプードルは骨折の危険があります。キャリーは後部座席に固定するか、隣の方が支えてください。
見学とお迎えで2回行かないといけませんか?
事前に写真・動画やお電話・LINEでご相談いただいたうえで、見学当日にそのままお迎えいただくこともできます。ご都合に合わせてご相談ください。
遠方の方も、まずはお気軽にご相談ください
気になる子がいましたら、お電話やLINEでお問い合わせください。写真や動画でのご案内、見学日のご相談など、遠方の方にもできるだけ負担の少ない形でご案内します。
アイカドールかもの子犬をご覧ください
見学は10:00〜16:00(完全予約制)、お電話は10:00〜18:00にお受けしています。