子犬に食べさせてはいけない食べ物一覧|トイプードルが誤食したときの対応をブリーダーが解説

「ちょっとだけならいいかな」と人の食べ物を分けてしまい、あとで慌てて検索する方がとても多いです。体重2〜4kgのトイプードル、さらに小さなタイニー・ティーカップサイズの子犬は、大型犬なら平気な量でも命に関わることがあります。広島県福山市のトイプードル専門ブリーダー「アイカドールかも」が、絶対に避けたい食べ物と、もし食べてしまったときの正しい動き方をまとめました。
絶対に与えてはいけない食べ物
玉ねぎ・長ねぎ・にら・にんにく(ネギ類)
赤血球を壊して貧血を起こします。加熱しても毒性は消えず、ハンバーグや肉じゃが、味噌汁の煮汁など「ねぎが溶け込んだもの」も危険です。症状は食べてから1〜数日遅れて出ることがあり、おしっこが赤い・ぐったりする・歯ぐきが白いといったサインが出たら急いで受診してください。
チョコレート・ココア
テオブロミンという成分が心臓と神経に作用します。カカオの多いビターチョコほど危険で、小さな子犬なら板チョコのひとかけらでも嘔吐・興奮・けいれんにつながることがあります。バレンタインの時期は誤食事故が増えるので、テーブルの上にも置かないでください。
ぶどう・レーズン
原因物質ははっきり分かっていませんが、少量でも急性の腎不全を起こした報告があります。「何粒までなら安全」という目安がないため、パンやお菓子に入ったレーズンも含めて一切与えないでください。
キシリトール入りのガム・お菓子
人にはむし歯予防でも、犬では急激な低血糖と肝障害を起こします。体の小さなプードルの子犬は特に危険で、食べてから30分〜1時間で足元がふらつく・ぐったりする・けいれんといった症状が出ます。バッグの中のガムやタブレットは、子犬の届かない場所に。
アボカド・マカダミアナッツ
アボカドは嘔吐や下痢の原因になり、種は喉に詰まります。マカダミアナッツは後ろ足の脱力やふるえ、発熱を起こすことが知られています。
鶏の骨・魚の骨
加熱した鶏の骨は縦に裂けて、食道や胃腸を傷つけます。唐揚げやフライドチキンの骨を落とした瞬間に飛びついてくるので、食卓の下は特に注意が必要です。
アルコール・カフェイン
お酒はもちろん、コーヒー・紅茶・緑茶・エナジードリンクも中毒の原因になります。飲み残しのグラスをテーブルに置いたままにしないでください。
「少しなら」と思われがちだけれど避けたいもの
牛乳・チーズなどの乳製品
犬は牛乳の乳糖をうまく消化できず、下痢をしやすくなります。子犬の下痢は脱水と低血糖につながりやすいので、与えるなら犬用ミルクを。チーズは塩分と脂肪が多く、人用のものは避けてください。
味付けした人の食べ物全般
ハム・ソーセージ・ちくわ・パン・お惣菜は、塩分と脂肪がプードルの子犬には多すぎます。すぐに症状が出なくても、毎日少しずつ与えていると膵炎や偏食の原因になります。フード以外の味を覚えると、ごはんを食べなくなる子も少なくありません。
生のイカ・タコ・えび、生卵の白身
消化しにくく、ビタミンB1を壊す成分も含みます。加熱していないものは与えないでください。
果物の種と芯
りんご・もも・さくらんぼ・梅などの種には有害な成分が含まれ、丸のみすると腸に詰まります。果物をあげるときは種と芯を必ず取り除き、ほんの少量にしてください。
もし食べてしまったら:やってはいけないこと
いちばん多い失敗は「様子を見る」ことです。ぶどうやキシリトールのように、症状が出てからでは間に合わないものがあります。そしてもうひとつ、家庭で無理に吐かせようとしないでください。塩を飲ませる・オキシドールを飲ませるといった方法はインターネットで見かけますが、食塩中毒や食道のやけどを起こし、かえって命を危険にさらします。吐かせる処置は動物病院で安全な薬を使って行うものです。
動物病院に電話するときに伝えること
迷ったら、まず動物病院に電話してください。そのとき次のことが分かると、獣医師が的確に判断できます。
- 何を食べたか(できれば袋やパッケージを手元に)
- どのくらいの量か(板チョコの何分の一、ぶどう何粒など)
- いつ食べたか(何分前・何時間前)
- 子犬の体重と月齢
- 今の様子(元気か、吐いたか、ふらつきはあるか)
夜間や休日なら、お住まいの地域の夜間救急動物病院の電話番号を、お迎えのときにあらかじめ調べてスマートフォンに登録しておくことをおすすめします。いざというときに検索している時間はもったいないからです。
誤食を防ぐ、いちばん確実な方法
誤食は「与えた」より「落ちていたものを拾った」「テーブルから取った」で起こることが圧倒的に多いです。子犬はジャンプ力があり、椅子を足場にしてテーブルに上がります。食事中は子犬をサークルに入れる、ゴミ箱はふた付きにする、床に落ちたものはその場で拾う。この3つを家族全員で徹底するだけで、事故はほとんど防げます。小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんが子犬におやつを分けてしまいがちなので、「ワンちゃんには人のごはんはあげない」を家族のルールにしてあげてください。
ブリーダーの視点から
当犬舎では、お引き渡しのときに「フード以外は、おやつも含めて何もあげないでください」とお伝えしています。冷たく聞こえるかもしれませんが、これは小さなプードルを守るいちばん簡単な方法です。人の食べ物の味を知らない子は、テーブルに興味を持ちにくく、拾い食いも少なくなります。逆に一度でも「おいしいもの」を覚えると、食卓のたびにおねだりするようになり、ごはんを残す原因にもなります。お迎え後は、まず犬舎で食べていたフードをそのまま続けて、体と生活リズムを安定させてあげてください。
よくあるご質問
子犬がチョコレートをひとかけら食べてしまいました。様子を見ても大丈夫ですか?
様子を見ずに、すぐ動物病院に電話してください。トイプードルの子犬は体が小さいので、ひとかけらでも危険なことがあります。食べた量と時間、カカオの種類(ミルクかビターか)を伝えると判断してもらいやすいです。
犬用おやつならあげてもいいですか?
当犬舎では、子犬期はおやつも与えないようお願いしています。フードだけで必要な栄養は足りていますし、おやつを覚えるとフードを食べなくなる子が多いからです。どうしても使うなら、フードの粒をおやつ代わりにしてください。
りんごやバナナはあげてもいいですか?
少量なら大丈夫です。りんごは種と芯を取り除き、皮も薄く切ってください。バナナも一口程度に。果物は糖分が多いので毎日の習慣にはしないでください。
誤食したとき、家で吐かせる方法はありますか?
ご家庭では吐かせないでください。塩やオキシドールを使う方法は危険で、状態を悪化させることがあります。吐かせる処置が必要かどうかは獣医師が判断しますので、まず動物病院に電話を。
広島・岡山でトイプードルの子犬をお探しの方へ
広島県福山市のトイプードル専門ブリーダー「アイカドールかも」では、見学のときに親犬にも会っていただけます。
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