JKC血統書の見方とマイクロチップの所有者変更|子犬をお迎えしたあとの手続きをブリーダーが解説

アイカドールかもの2026年7月30日生まれのトイプードルの子犬(男の子・アプリコット)

子犬をお迎えすると、マイクロチップの登録証明書・ワクチンの証明書などの書類を受け取り、JKCの血統証明書は発行され次第、後日お渡しします。「大事そうだけれど、何をすればいいのか分からない」と、そのまましまい込んでしまう方も少なくありません。広島県福山市のトイプードル専門ブリーダー「アイカドールかも」が、それぞれの書類の意味と、お迎え後にご家族にしていただく手続きを順番にまとめました。

JKCの血統証明書とは

JKC(ジャパンケネルクラブ)は、日本でもっとも登録数の多い犬の血統登録団体です。血統証明書は、その子が純血のトイプードルであること、そして両親から3代前までの先祖がどの犬かを証明する書類です。当犬舎の子犬はJKCに登録しており、血統証明書の発行費用は子犬の価格に含まれています。

血統証明書に書かれていること

  • 犬名:登録上の正式名。犬舎の名前(犬舎号)が付いています。ご家庭での呼び名は自由に決めて構いません。
  • 犬種・性別・毛色・生年月日:登録時の毛色が書かれます。プードルは成長で色が変わることがありますが、証明書の毛色は変更されません。
  • 登録番号:その子固有の番号。手続きや問い合わせのときに使います。
  • 繁殖者:子犬を生ませたブリーダーの名前。当犬舎の名前が入ります。
  • 所有者:発行時点ではブリーダー名になっています。ご家族の名前に変えるのが「名義変更」です。
  • 父犬・母犬と先祖:3代前までの犬名・登録番号・毛色。チャンピオンの称号などが付いていることもあります。

見学のときに親犬を見ていただいていますが、血統証明書を見ると「この子のおじいちゃん・おばあちゃんはどんな子か」まで分かります。

血統証明書の名義変更

血統証明書は、お引き渡しの時点ではブリーダーの名前が所有者になっています。ご家族の名前に変更するには、証明書の裏面にある譲渡の欄に記入し、JKCに申請します。名義変更にはJKCの会員になる必要があり、入会金・年会費と名義変更の手数料がかかります(金額はJKCの案内をご確認ください)。

正直にお伝えすると、家族として迎える方の多くは名義変更をしていません。名義変更をしなくても、その子が純血のトイプードルであることや血統は証明書で分かりますし、日常生活で困ることはありません。名義変更が必要になるのは、ドッグショーに出す場合や、将来その子の子犬をJKCに登録する場合です。当犬舎の子犬は家族として迎えていただくことを前提にお渡ししていますので、名義変更はご家族の希望に合わせて判断していただければ大丈夫です。

マイクロチップの所有者変更は「必ず」やってください

血統証明書の名義変更が任意なのに対して、こちらは法律で決まっている手続きです。2022年6月から、ブリーダーやペットショップが販売する犬猫にはマイクロチップの装着と登録が義務になりました。当犬舎の子犬は、お引き渡し前にマイクロチップを装着し、犬舎の名前で登録を済ませています。

お迎えしたご家族は、お迎えから30日以内に所有者情報をご自身の名前に変更登録する義務があります。手続きは環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」のサイトで行います。

変更登録のやり方

  1. お引き渡し時にお渡しする「登録証明書」を用意します。ここに書かれたマイクロチップの番号と暗証記号(パスワード)が必要です。
  2. 環境省のマイクロチップ情報登録サイトを開き、「変更登録」を選びます。
  3. マイクロチップ番号と暗証記号を入力し、新しい所有者(ご家族)の氏名・住所・電話番号・メールアドレスを登録します。
  4. 手数料を支払います。オンラインで手続きすると数百円程度、郵送だと少し高くなります。
  5. 登録が完了すると、新しい登録証明書がメールまたは郵送で届きます。大切に保管してください。

この登録がされていないと、迷子になったときにマイクロチップを読み取っても、犬舎の連絡先しか出てきません。もちろん当犬舎から連絡はしますが、ご家族に直接連絡が届くほうがずっと早く帰ってこられます。お迎え後の落ち着いたタイミングで、忘れないうちに済ませてください。

狂犬病予防注射と犬の登録

もうひとつ、法律で決まっている手続きが「犬の登録」と「狂犬病予防注射」です。生後91日を過ぎたら、動物病院で狂犬病予防注射を受け、お住まいの市町村に犬の登録をします。登録すると鑑札と注射済票が交付され、以後は毎年1回の注射が必要です。多くの動物病院では注射と一緒に登録の手続きもできます。

お住まいの自治体によっては、マイクロチップの登録情報がそのまま犬の登録として扱われる仕組み(ワンストップ制度)を導入しているところもあります。その場合、マイクロチップの所有者変更をすると自動的に自治体の登録も済みますので、動物病院や市役所で確認してみてください。

お迎え後の手続きチェックリスト

  • ☑ マイクロチップの所有者変更登録(お迎えから30日以内・義務)
  • ☑ 2回目以降の混合ワクチン(犬舎でお渡しする証明書の接種日を基準に)
  • ☑ 狂犬病予防注射と犬の登録(生後91日以降・義務)
  • ☐ 血統証明書の名義変更(任意・ショーや繁殖の予定がある方)
  • ☐ ペット保険の加入(任意・加入するなら若いうちに)

ブリーダーの視点から

当犬舎では、お引き渡しのときにマイクロチップの登録証明書とワクチンの接種証明書をお渡しし、マイクロチップの変更登録をお願いしています。JKCの血統証明書は発行に時間がかかるため、届き次第あらためてお渡ししています。書類はすべてまとめて、動物病院に行くときに持っていけるファイルに入れておくと便利です。特にワクチンの証明書は、次の接種日を決める基準になるほか、ペットホテルやトリミングサロンを利用するときにも必ず求められます。もし書類をなくしてしまったり、手続きの途中で分からなくなったりしたときは、遠慮なくご連絡ください。お迎えいただいた子のことは、ずっとサポートさせていただきます。

よくあるご質問

血統書の名義変更をしないと、何か問題がありますか?

家族として飼う分には問題ありません。名義変更が必要になるのは、ドッグショーに出す場合や、その子の子犬をJKCに登録する場合です。当犬舎の子犬は家庭犬としてお迎えいただく前提ですので、ご家族の判断で大丈夫です。

マイクロチップの所有者変更は、しなくても大丈夫ですか?

いいえ、法律で義務になっています。お迎えから30日以内に環境省のマイクロチップ情報登録サイトで変更登録をしてください。迷子になったとき、ご家族に直接連絡が届くようになります。

マイクロチップの登録証明書をなくしてしまいました。

当犬舎にご連絡ください。マイクロチップの番号はこちらでも控えていますので、手続きの方法をご案内します。環境省のサイトからも番号をもとに再確認の手続きができます。

血統書はいつもらえますか?

血統証明書はJKCでの発行に時間がかかるため、お引き渡しのあと、届き次第お渡ししています。発行費用は子犬の価格に含まれていますので、追加の費用はかかりません。

広島・岡山でトイプードルの子犬をお探しの方へ

広島県福山市のトイプードル専門ブリーダー「アイカドールかも」では、見学のときに親犬にも会っていただけます。

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